「zinezinezine2021」を振り返って

 

7/31〜8/29に開催したZINE展示販売イベント「zinezinezine2021」。

 

昨年に引き続き2年目の開催でした。全国各地から総勢61名、全79タイトルものZINEが集まりました。出展してくださった人、会場となるひらすま書房に足を運んでくれた人、そしてWEBショップにアクセスして購入してくださった人(ご時世もあり、大半がWEBショップでの購入でした。注文は全国各地から!)、ほんとうにありがとうございました。

 

およそ1ヶ月間という会期中、緊急事態宣言が出ている地域もある中でどうイベントを盛り上げようか、あれこれ考えてはいて、当初はインスタライブやオンラインで出展ZINEを紹介するサブイベントなんかも考えてはいたのですがなんだかんだバタバタして実施に至らず(次にリベンジしたい!)

 

それはそれとして、ツイッターを主とするSNSはやはり告知や宣伝の必須ツールでした。にもかかわらず(諸々の忙しさを言い訳にしてはいけないのですが)なかなかSNSを頻繁に更新できず、出展者さんが告知や宣伝をしてくれたツイートをリツイートするだけの日もあったりして…

 

今回の運営の一番の反省点です。満足に紹介しきれなくてごめんなさい。

 

それでも出展者の皆さんが共にたくさん盛り上げてくれたおかげで、なんとか盛況のうちに終えることができました。心からありがとうございます。

 

「zinezinezine」の出展者さんは、昨年度も感じていたのですが、ほんとうに温かい人ばかりで(ジンスタ自体に心優しい人が多いのか?)、この場を借りて深く御礼を言わせてもらいたいです。

 

こんな田舎の小さなイベントを見つけてくれて共に盛り上げてくれて、ほんとうにほんとうにありがとうございました!

(運営のバタバタしていた部分については次回以降改善していきます。ぜひまたお付き合いいただけると幸いです)

 

 

 

ZINEと向き合う時間について

 

 

会期を終えて、ZINEについて、ZINEに関するイベントについて思うことは、昨年のこの投稿のときからあまり変わっていないのですが

https://www.instagram.com/p/CEYbWyYAwl_/?utm_source=ig_web_copy_link

 

今回もあらためて思ったのは、読み手としてZINEと向き合う時間って、作者との「対話」の時間だということです。

 

ZINEを通して、ZINEの向こう側にいるその人と向き合うような、とてもやさしくて温かい不思議な時間。その人の熱量やほとばしる思い、思わずクスッとしてしまうような偏愛が紙面からにじみ出ていてむしろはみ出しちゃってるみたいな、そんな一言では言い表せない人間味のようなものを目と手触りと紙の匂いで感じながら、静かにページをめくる時間。

 

ZINE=人(ジン)だなとよく思っていて、一冊一冊に個性が光っているのはもはや当たり前で、それを読み手がどう捉えるか、どう向き合うか(スルーすることすら自由!でも否定はしないし嫌いにもならない。そういうことではない)みたいなところが、ZINEを読んだり取り扱ったりする面白さだと思っています。

 

見た瞬間にビビビッときて気が合うZINEもあれば、どう頑張っても理解できないZINEもあり(それはそれで面白いしその存在自体が愛おしい)、新たな興味の扉を開いてくれるZINEもあり…

(あぁこうやって振り返っていたらまたはやくいろんなZINEを読みながら語りたくなってきました…!)

 

月並みな言葉で申し訳ない(そして月並みと言って申し訳ない)のですが、とどのつまり「みんなちがって みんないい」ということであって、そしてZINEをつくる人たち、ZINEを好きな人たちがたまらなく好きなのだと思います。

 

ZINEはどんな内容でもOK、ジャンルも装丁も価格も何もかもが自由な小さなメディアです。

 

だから紙とペンと印刷機があればだれでも作れるし、作りたいと思った衝動を尊重したいし応援したい。とにかくこれからも共に愉しみたいとますます思っています。

 

 

また懲りずに開催したいと思います。もうちょっとこじんまりとしたイベントもさくさくっとやっていきたいです。

 

だからさっそくまたそれぞれに、それぞれのZINEをつくりましょう。

誰かに遠慮しなくてもいい、自分のいまの思いと衝動を大事に。

 

私たちもつくります。そして持ち寄って、ぜひまたZINEを通じてお会いしましょう!!

 

 

「zineと、」運営の2名より